Inventorってやつはパーツごとにデータをこしらえてやらないかん。
組み立ててから、「どないなってんのやこれ?」という状態になる。
パーツをちょっと変更。
「あれまーだめやねこれ。」となる。
つまり、多種の部品の寸法を確認することが逐次必要になる。
これは手間だ。
「この部品に合わせて・・・。」となりたい時もある。
とくに、これまで切削部品が主だったために、一部の市販品の大きさに沿って寸法を決定していかないといけなかったのだ。そうすると、いちいち数字を打っていくのはかなりだるい。
でも、既製品を組み立てることに関しては部品ごとに組み立てればいいんだろうな。
だから、既製品とうまく合う、妥当な寸法というやつが存在してるはずなんだが・・・。
それでは、なんか1個ずつ切削してる意味ない・・・じゃん。
これに対し、RAPIDは2次元レイヤを重ねていく感じに設計する。
つまり、一部の市販品の図面にトレーシングペーパーを使ってパーツを作るかのような感覚。
数字を入れるのではなく「同じ寸法」になるのだ。
これはだいぶ楽だ。
思考の流れとしては
Inventor
市販品の寸法
↓
20だ
↓
部品の寸法
↓
20を入力
↓
合わせてみる
RAPID
市販品の寸法
↓
それに沿って、部品製作
↓
合わないわけがない
となる。
もし、20じゃなくて21.5だったら、Inventorは短期記憶の容量を多く必要とする。
というわけだが、RAPIDにも欠点がある。
事前に市販品がデータで与えられると、一度も寸法の数字を知らずに設計できてしまうということ。
知らぬが仏かな?
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