風か薫る5月となりました。
何が薫るのでしょうか?
聞くところによると、はじめは漢語の「薫風」のようです。
それを訓読みして風薫るになったようです。俳句です。季語です。
たいていの場合は春の花の香りが風で運ばれる様子を示し、つまり春の訪れを気づかせてくれるようなものだったと思っていいのかな?
しかし人によっては青葉、若葉の茂るなかを吹き渡る涼やかな風をイメージすることもあるようです。夏の季語です。
ですから、薫るというのはにおっているというよりは、鼻に感じる程度の風のことだと解釈することもできます。
もう少し強い風になると、青嵐や夏嵐というようなかんじになります。
いずれも清々しい感じですね。
サークルにはいつもより少し多めに入部希望者がいるようです。というか入部したようです。
驚くべき人数が、新入生歓迎会に参加してくれました。
また一年たってしまったようです。大学生活の半分も終わり、残りの24分の1もすでに過ぎてしまいました。
懐かしいのは、高校受験。
あのころは、環境問題が世間でもてはやされ、面接の時にはよくそれを使いました。
一様理系志望ということで、理数科というやつを受けています。
「これまでの地球環境は悪化の一途でしたが、これからは技術の進歩とそれに伴う人間の意識改革によって地球を人間の住みよいものであり続けられるようにしないといけません。そのために理科系の科目を充分に勉強し、環境問題の解決の役に立ちたいです。」
というようなことを言って高校に入れてもらいました。
そして大学受験。
何で理系大学か?自分ではよくわかりませんでした。何せ理数科だし。理系行かなきゃ見たいな雰囲気だし。
そこで思いついたのは、世間でもてはやされ始めたロボット技術です。
当然僕は、ガッコのセンセに言いました。
「これからの日本で大切になってくるロボット技術の勉強がしたいです。そして、そのためには工学部です。」
見たいな事を言って、工学部を受けることをセンセに印象付けました。親にはあんまり通用しませんでした。
まあおかげで、CITに入ったわけですが。
つまるところ世間ではやってるものを話しに出せば相手には理解されやすい。充分に説明をしなくても、世間が説明してくれているので、話の展開が早いし、それぞれの意識の中で出てくるビジョンも固定されやすい。
ビジョンが固定されやすいとはどういうことか?
「昨日鳥だったんだよ。」と話しかける。
昨日ポケモンでとりポケモン捕まえたA君は
→ポケモンを思いつく。
昨日焼肉家にいったB君は
→骨付き塩ダレを思いつく。
とまあ、少し例が悪いけどこんな感じでしょう。
それに比べれば、
「普天間基地ってさ。」と話しかける。
まあ、たいていの人は、「普天間基地移設」のことだと思う。そして、鳩山首相とかの顔が頭に浮かぶ。
ということがビジョンの固定である。
固定したほうが、話がスムースである。
ところで理系とは何か。
昔ポケモンというゲームには「りかけいのおとこ」という種類のトレーナーがキャラクターとして存在した。
風貌は、めがね、長めの髪、ほっそりしている、Tシャツ、長ズボン、である。
少なくとも俺は”りかけい”ではないようだ。
字面だけでは伝わらないか。
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