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明日の設計図

たまにロボットを考えるブログ・・・。

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ピピピーププーピーピーッ

 労せずして、夏休みとなる。すでに8月は二桁めを刻む。求めていたものは何か、夏休みか、それともレポートからの開放か、それとも次なるロボットの設計か、それとも今のロボットの補修か。

 暇人は考える。

 自分は小さいとき夢を描いていた。問題と解ける人、運動の出来る人、よく仕事の出来る人、しかし中学のころだったか、勉強するスケジュールを書いていると、何をやりたいのかよくわからなくなった。しかし夢はある。到達までの道のりがまったく描けない夢が。
 いくら考えようとも目的地へたどり着く方法など自分で思いつくことなどできなかった。

 「明日が見えない。」
 
 そんなことをよく言っていた。

 実際次ぎやるべきことがわからなかった。やれることをやろうとするが、その結果得られるものがなんなのかわからなかった。というよりそれにより得られるものは自分の欲するものではなかった。

 暇人は考えた。

 欲しいものは自分で決めればいい。自分で決めたルールを守りそれに従い生きてゆけばよい。自分が心から欲求するものは、かつて夢であったものは、存在しない。自分には訪れない。自分が出来ること。その結果得られるものがなんなのかは、じぶんで決める。
 自分の欲求するものは、得ることではない。自分の決めたルールを守れるかどうか。そうすることにする。
 次第に心に一要何かが、満たされていくことを感じた。少なくとも明日やることが見える。しかし”一要”と考えていたのも事実である。しかしそのとき自分はうれしかった。


 それは今も変わらない。

 そのうち不思議と他人がおかしく感じるようになる。なぜなんだろうか、自分なりに立てた人生設計は最低限のラインを進んでいた。
 あの人はおかしい。何でそんなことするのか。なぜわからないのか。他人の言動が自分には悪行に見えた。なぜかと考えた。自分の立てた人生設計は、道徳的に考えて、振舞うべき行動が、あるいは、思考の順番といったものわるくないであろう、という原理があった。しかし彼らは、その原理に反していた。少なくとも自分の目にはそのように移った。だから自分は、その行為を見ていることは自分にとってのストレスであった。それを認めてしまうことは、つまり自分自身の否定につながった。

 その感覚は長く続いた。おそらく今も感じている。しかしなぜだろうか、最近は感じはするが、いやではない。いやではないのではなく。面倒くさい。この感覚自体も、自分の中の原理とのせめぎあいだ。自分はストレスだと感じた。しかしその鬱憤が小学生のころのように、暴力となって発散されることは一度も無かった。自分は発散の仕方を忘れたんだろうか、と考えたが結論がでることはない。

 もしかするとストレスではないのかもしれない。自分でストレスだと思い込んでいただけ、なのかもしれない。しかしそれを認めるのは怖い。なぜなら自分のどこかにそのストレスを押さえ込んでなお平常心が維持できていた、という自負があるからだ。間違いなくあるだろう。なぜなら、自分がおかしいと思う他人の行為に、人の不平不満をいうことがあるからだ。つまり、自分はその不平不満を言わないことが良いことで、言うことが悪いことだと考えていた。
 結局は自分は自分のありたい姿を他人へ押し付け、それでいてなお自分がまともな存在だと思い込んでいたのだろう。そして今もきっと思っている。それはきっとずっとなくならない。なぜならそれが自分の決めた生きる道であり、少なくとも人生の半分を今現在占めているからだ。それがなくなってしまったら、やりなおさなければいけなくなる。

 もしかするとすでにやり直さないといけないのかもしれない。もうそれほど暇でもない。いや暇になることを恐れているのだろう。

 少なくとも今明日がまったく見えないということは無い。今やるべきことがある。やるべきと思えることが。そしてそれによって得られるものがうまくはつかめないものの、かろうじて自分の行動の原理ぐらいになる。

 今の自分に感謝。そして今までの自分にも。そして明日の自分は何をしているだろうか。

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1989/09/17
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